-Bite a leg-
足咬み
サガ--時代
--嵐のゲイルムンド
西アイルランドの「ラックサー谷の人々のサガ」に登場する剣。物語中で『持つものの家族の中でもっとも大事な者の命を奪う』という呪いを掛けられる。
-Ascalon-
アスカロン
キリスト教伝承--時代
--聖ジョージ
ドラゴンスレイヤー、聖ジョージの剣。
-Azoth-
アゾット
史実--時代
--パラケルスス
錬金術師といわれるパラケルススの所持していた長剣。
-Attila's sword-
アッチラの剣
ヨーロッパの伝説--時代
--アッチラ
草むらに抜き身で刺さっていた剣。フン族の王アッチラはこれをフンの軍神からの授かり物とした。
-Sword of Abdiel-
アブディエルの剣
失楽園--時代
--天使アブディエル
ミルトンの叙事詩に登場する天使の持つ剣。彼はサタンの部下でありながら神への反乱に反対し、戦いの場において剣でサタンに痛烈な一撃を与えた。
--
アリーウスの剣
サガ--時代
--ヒルディブランド
北欧のサガ「勇者殺しのアースムンドのサガ」に登場する剣。国王の命でオリーウスの剣と同時に鍛えられた。
-Sword of Alexander-
アレクサンドロスの剣
アレクサンドロス伝説--時代
--アレクサンドロス大王
解いたものはアジアを支配するといわれていた『ゴルディオスの結び目』を断ち切った剣。
-Alondite-
アロンダイト
アーサー王物語--時代
--ランスロット
円卓の騎士ランスロットが所有していた剣。
-Answerer-
アンサラー
ケルト神話--時代
--ルー
ケルト神話の主神、ルーの持つ片手剣。望めばひとりでに動き出し、投げつけても手に戻ってくる。フラガラッハともいわれる。
-Sword of Andras-
アンドラスの剣
レメゲトン--時代
--悪魔アンドラス
古代イスラエル王、ソロモンの書いた魔術書に登場する悪魔の剣。アンドラスは地獄の軍隊の指揮官であり、この剣は彼の攻撃的な正確を表すとされる。
-Sword in the stone-
岩に刺された剣
アーサー王物語--時代
--ガラハッド卿
ランスロット卿の息子、理想的な騎士ガラハッド卿の剣。
-Ea-
エアの剣
ウルリクルミの歌--時代
--知恵神(水神)エア
世界のはじめに天と地を切り離した青銅の剣。エアとは半人半魚の巨人で人に知恵を与えた。過去3回地上に現れ、大洪水から人々を救ったりした。
-Excalibur-
エクスカリバー
アーサー王物語--時代
--アーサー
もっとも有名な聖剣。王者の証であり、剣を持ったものは疲れを知らず、鞘を持ったものは血を流さない。
-Halteclere-
オートクレール
ローランの歌--時代
--オリヴィエ
『高く清らか』という意味を持った剣。
--
オリーウスの剣
サガ--時代
--アースムンド
「勇者殺しのアースムンドのサガ」に登場する剣。アリーウスの剣より劣っていた為、打ち直しを要求されたオリーウスの呪いが掛けられた魔剣。
-Caim's saber-
カイムのサーベル
レメゲトン、偽エノク文書--時代
--悪魔カイム
ソロモン王の魔術書に登場する72の悪魔の一人、カイムのもつサーベル。カイムは自身を召喚したものにあらゆる動物、人間の言葉を教えるとされる。
-Gallatin-
ガラティン
アーサー王物語--時代
--ガウェイン卿
円卓の騎士ガウェイン卿の剣。凄まじい切れ味を持ち、刃こぼれをしない。
-Kaladgolg-
ガラドボルク
ウルスター神話--時代
--フェルグス・マクローイ
『硬き稲妻』という名を持った剣。妖精の国で鍛えられたもの。
-Karlsnautr-
カールスナウト
サガ--時代
グレティル・アースムンダルソン--
北欧のサガの中で語られる名剣。ノルウェーのハラマルセイ島の村長から与えられた剣で、グラームという亡霊を打ち払った。
--
キャルタンの剣
サガ--時代
--キャルタン
北欧のサガ『ラックサー谷の人々』に登場する名剣。豪華な飾が施され、身に帯びているものは傷を負わない。
-The sword of giant-
巨人の剣
ベオウルフ--時代
--ベオウルフ
海の魔物を切り倒した剣。神に逆らい、滅ぼされた巨人族の武器。
-Gram-
グラム
エッダ--時代
--ジグムント・ヴォルスング
ケルト神話の主神オーディンから与えられた『怒れる』の意味を持つ長剣。一度オーディン自身により砕かれるが後に鍛えなおされる。
-Curtana-
クルタナ
史実--時代
--イギリス国王
代々イギリス国王に伝えられてきた名剣。切っ先をもたない『平和の象徴』。
--
グンラウグの剣
サガ--時代
--グンラウグ
北欧のサガ『蛇舌のグンラウグ』に登場する剣。グンラウグは知恵と名剣を王より授かりベルセルクを倒した。
-Govannon's sword-
ゴヴァノンの剣
島のケルト--時代
--ダヌ一族
鉄の加工を司る神ゴヴァノンの作り出した剣。ゴヴァノンは剣だけでは無く、様々な武器を作り出した。彼が作り出した武器は的をはずすことが無い。
-Conyers Falchion-
コニャーズ・フォールション
イギリス史--時代
--ダラム司教
イギリス、ダラム教会に現存する名剣。この教会には司祭が変わるたびに剣を納める風習があり、そうして納められたもののひとつ。
-Sword of Constable-
コンスタブルの剣
フランス史(史実)--時代
--コンスタブル(騎士最高職)
騎士最高の地位『コンスタブル』。彼らの剣は王への忠誠の証であり、自らの誇り。
-Sword of JamesW-
ジェームズ4世の剣
イギリス史(史実)--時代
--ジェームズ4世
王ではなく、騎士として生きたジェームズ4世が部下に与えた剣。現存しているがこれは近代に作られたことが判明した。本物は行方知れず。
-Sword of victory-
勝利の剣
エッダ--時代
--豊穣神フレイ
剣身にルーン文字が刻まれている豊穣の神フレイの剣。意志をもちひとりでに鞘から抜け、敵を斬りつける巨人すらも倒せる神剣。
-Joyeuse-
ジョワユース
ローランの歌--時代
--シャルルマーニュ
フランス語の『喜ばしき』という名をもつ剣。黄金の柄の中にキリストをさした槍の穂先が入れてある。
-Zulfiqar-
ズーアルフィカール
イスラムの伝説--時代
--アリー
イスラム教開祖ムハンマドの娘婿のアリーの剣。『脊髄を裂くもの』、『二つに分かれたもの』などの意味を持つとされる。
-Skiofningar-
スキョフニング
サガ--時代
--ロルフ・クラキ
デンマーク版エクスカリバーともいえる名剣。デンマーク王ロルフの持つ名剣で、特別な力は無いが、彼は死ぬまでこの剣を使い続け、王の証となった。
-Skuærpp-
スクレップ
デンマーク人の事績--時代
--ウッフォ
あまりの切れ味のため、人に渡ることを恐れたウッフォの父王が地に埋めた魔剣。錆びた状態で鎧の上から敵を真っ二つにした。
-Sult's sword-
スルトの剣
エッダ--時代
--巨人スルト
炎の国ムルペルヘイムの王、巨人スルトのもつ炎に包まれた剣。スルト自身が炎の為、この剣自体が彼の体の一部。
-Dainslef-
ダインスレイフ
ニーベルンゲンの指輪--時代
--ホグニ
シグルドを殺したホグニがシグルドが持っていた黄金の中で見つけた魔剣。
-Dáinsleif-
ダインスレイフ
フラート島本--時代
--デンマーク王
違う話で出てくるもう一つのダインスレイフ。デンマーク王ホグニの持つ『殺すまで収まらない』魔剣。
-Sword of Damocles-
ダモクレスの剣
ギリシアの童話--時代
--デュオニシオス
ダモクレスとはこの王の召使。髪の毛一本で頭上に吊るされた、王を忠告する剣。王はいつこのような『剣』に貫かれるか分からないことを表すもの。
-The snake of blood-
血の蛇
エッダ--時代
--ヘルギ・ヴォルスング
ヘルギ・ヒョヴァルズソンの生まれ変わり、シグルドの息子のヘルギが持った名剣。過去彼が使っていた禍の剣であるという説もある。
-Durandal-
デュランダル
ローランの歌--時代
--ローラン
フランク王国の王シャルルマーニュに使えていたパラディン。その中の一人ローランの持つ聖剣。
-Tyrhung-
テュルフング
エッダ--時代
--アルングリム一族
小人が鍛えた魔剣。『抜けば必ず一人の人間を殺す。いづれ持ち主を破滅させる。』呪いを掛けられている。
-Doragvemdr-
ドラグヴェンデル
サガ--時代
--エギル・スカラグリームスソン
北欧の五大サガ『エギルのサガ』に登場する詩人エギルが生涯を通じて使い続けた名剣。ラップ人の魔法使いの王より奪い取ったといわれている。
--
トリスタンの剣
アーサー王物語--時代
--トリスタン卿
円卓の騎士トリスタン卿の剣。彼自身は別の物語で登場し、後々物語に取り込まれた為、ほとんどアーサーの宮殿『キャメロット』に登場することは無い。
-Naðr-
ナズ
サガ--時代
--エギル・スカラグリームスソン
『エギルのサガ』に登場する蝮の意味を持つ名剣。エギルが青年時代に用いた物でとある館にとらわれた兄達を救い出す時に手に入れたと思われる。
-Northung-
ノートゥンク
ニーベルンゲンの指輪--時代
--ジークフリート・ヴォルスング
楽劇『ニーベルンゲンの指輪』の中で使われる聖剣。グラムをモデルにしており、劇中のヴォータンの槍にへし折られるが打つ直され、逆にへし折る。
-Harpe-
ハルペー
ギリシア神話、ローマ神話--時代
--ペルセウス
メデューサの首を落とした剣。現在でもハルペーと呼ばれる剣は残っている。
-Balmung-
バルムンク
ニーベルンゲンの歌--時代
--ジークフリート・ヴォルスング
ドイツ中世叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の中でのグラム。小人の王のいさかいを解決した際、報酬として受け取ったもの。
-Sword of Finn Maccool-
フィン・マックールの剣
アイルランド神話--時代
--フィン・マックール
光の神ルーを助け、後に騎士団長となるフィンの持つ名剣。黄金の柄と、流星に含まれていた金属を動物の血で鍛えた柔軟で強靭な刃を持つ。
-Mortar end-
挽臼切り
サガ--時代
--ハーコン
ノルウェー王朝史『ヘイムスクリングラ』の中で語られるノルウェー王ハーコンの剣。彼はこの剣で敵の強者エイヴィンドの兜を叩き割った。
-Revenge Gods-
復讐者
島のケルト--時代
--マナナン・マクリル
航海の神マクリルの持つ恐るべき威力の剣。彼は陸も海も突き進む馬、かぶっている限り傷つかない兜等の宝物を大量に持っていた。
-Fragarach-
フラガラッハ
ケルト神話--時代
--ルー
鋭い切れ味を持つ光り輝く刃を持つ十字剣。英訳するとアンサラー。『報復するもの』の意味を持つ。
-Flaberge-
フランベルジュ
シャルルマーニュ伝説--時代
--ルノー・ド・モルガン
炎の刃』の意味を持つ剣。フランベルジュという剣は現在でも存在し、こちらの剣の名からつけられたという説もある。
-Burtgang-
ブルドガング
エッダ--時代
--ヘイムダル
神々の黄昏の際、宿敵ロキとの一騎打ちで使われた剣。
-Frunting-
フルンティング
ベオウルフ--時代
--ベオウルフ
まったく使われることがなかったにもかかわらず伝説となるほどの名剣。
--
フレードーンの剣
アヴェスター--時代
--フレードーン
ゾロアスター教に登場する竜『アジ・ダカーハ』に挑んだフレードーンの持っていた剣。鋭い切れ味を誇るが、この竜を殺すことはできなかった。
--
ベズワルの剣
サガ--時代
--ベズワル
デンマークの伝説の王ロルフの配下”熊の子”ベズワルの用いた名剣。生涯で3回しか抜いてはならず、鞘から抜かれると凄まじい音を発する。
-Mystletainn-
ミスティルテイン
フロームンド・グリプスソンのサガ--時代
--フロームンド
不死身の神となったバルドルを殺したやどり木の剣。
-Sword of Mimings-
ミミンクスの剣
デンマーク人の事績--時代
--ホテルス(ホズ)
森の神サテュロスのミミングスより王子ホテルスが奪い取った神すら切り裂く魔剣。ミスティルテインを元にしていると思われる。
--
ヨクルスナウト
サガ--時代
--アトリ・アースムンダルソン
北欧のサガ『グレイティル・アースムンダルソン』の中で語られる名剣。元々はグレイティルが母親に与えられたものだったが、後に兄のアトリに譲られた。
-Lævateinn-
レーヴァテイン
エッダ--時代
--ロキ
奸智の神ロキが作ったルーン文字の刻まれた魔剣。開かない城門を空けるために必要だが、決して手に入れることはできない剣。
-Hiisi's sword-
レンミンカイネンの剣
カレワラ--時代
--レンミンカイネン
フィンランド叙事詩『カレワラ』に登場する魔神ヒイシの鍛えた剣。彼は全ての悪にたとえられるが、中世では”悪”とは”強さ”を意味する言葉でもあった。
-The sword of evil-
禍の剣
エッダ--時代
--ヘルギ・ヒョルヴァルズソン
戦乙女を妻としたヘルギが用いたシーガルスホルム島にあった46本の名剣の一振り。彼はオーディンに見込まれるが、彼の手を逃れ幾度も転生する。

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